本稿における意見・考えに当たる部分は堀古英司氏個人のものであり、東京金融取引所の見解を示すものではありません。本稿を用いて行う一切の行為及び本稿に基づいて被った被害について、本取引所は何ら責任を負うものではありません。取引をされる場合は、取扱業者から交付される契約締結前交付書面等の書面の内容を十分理解した上でご自身の判断で取引を行ってください。
第1部:「NYダウを、『析る』」

第2部:「米国経済・株式市場の見通し・ヘッジファンドの思考」


第1部
NYダウを、『析る』 (2/2)
■経営者の資本分配能力が会社の価値を左右する
では、NYダウと日経平均株価には、どんな違いがあるでしょうか?
  

資本財・サービスのウエイトが高い点は似ています。

大きく違うのは金融のウエイトです。日経平均株価は金融のウエイトが5.81%と、NYダウの15.58%に比べて低い。今の日本の金利環境では、銀行のビジネスは非常に厳しいですから、それが表れているのでしょう。アメリカも利下げをすると金融のウエイトが下がるのではないでしょうか。
私は、経営者の資本の分配能力が、会社の価値に影響すると考えています。そして、その能力の高い経営者のいる会社ほど、時価総額も高くなる傾向があると考えています。NYダウには、そのような会社が揃っています。


経済が成長し続ける国は、株価も上がり続ける
6月27日に「くりっく株365」に「NYダウ証拠金取引」が上場しました。堀古さんは、個人投資家がNYダウを取引するメリットはどこにあるとお考えですか?

これはぜひ心に留めておいて欲しいのですが、アメリカの株式は、アメリカ経済が成長し続ける限り、途中で下がる場面があっても、再び上昇するということです。
 NYダウが史上最高値付近まで上昇すると、「アメリカ株はバブルだ」と言う人が出てきます。ですが、経済が成長し続け、企業も最高益を更新し続けているなら、株価が最高値を更新するのはごく自然な動きです。とすれば、NYダウも「上がるもの」と認識したほうがいいのではないでしょうか。
 もちろん、NYダウが下がると思うのであれば、「NYダウ証拠金取引」を売り建てするのもいいでしょう。ただし、売り建てをした場合には、年率2.7%の配当相当額を支払うことになる。

 一方、「NYダウ証拠金取引」を買い立てた場合には、年率2.7%の配当金相当額を受け取ることができます。レバレッジを10倍効かせた場合には年率27%の配当相当額を得ることができる。マイナス金利の時代に、年率27%もの金利が得られる金融商品は、そうそうありません。「NYダウ証拠金取引」で長期投資するなら買いを基本に考えたほうがと私は考えています。短期的には売り建てをしても構いませんが、基本的には寝る前はいったん決済したほうがいい。それと、投資では、そう簡単に儲かるとは限りません。株が暴落して証拠金を失うこともないとは言えません。「NYダウ証拠金取引」に投資するときには、小さく負けることはあっても、証拠金を全部失って、次の試合に臨めないということにならないよう、リスク管理はしっかりやっていただきたいと思います。




(注)買いポジションを保有の場合:配当相当額を受取り、金利相当額を支払います。(ただし、金利相当額の支払い額が配当相当額の受取り額を上回る場合があります。)売りポジションを保有の場合:配当相当額を支払い、金利相当額を受取ります。一部の海外株価指数証拠金取引については、配当相当額は発生しません。
(注2)1月1日(この日が日曜日の場合は1月2日)、海外株価指数について、当該指数を構成する銘柄が取引される取引所の休業日、を除きます。

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