「くりっく株365」と「店頭CFD」の違い
- 複数のマーケットメイカーにより提示された価格の中で、その時点における最も有利な価格を提供する仕組み。
- 金利相当額は受取側と支払側で同額(一本値)に設定。
株価指数を原資産とした証拠金取引には、金融取の「くりっく株365」(取引所取引)と店頭取引(非取引所取引)があります。店頭取引では、株価指数「CFD」(Contract for Difference=差金決済取引)という呼び方で一般的に知られています。それぞれの違いを下表にまとめました。
「くりっく株365」と「店頭株価指数CFD取引」との比較
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「くりっく株365」 |
店頭株価指数CFD取引 |
取引可能時間 |
「日経225証拠金取引」は、原則、土・日・ 1月1日(1月1日が日曜日の場合は1月2日)を除いた毎日ほぼ24時間取引可能
(海外指数は、取引時間が異なる。) |
取扱会社によって異なる |
投資家保護
(一般投資家) |
投資者保護基金の対象
~補償金額は、一般顧客一人につき1000万円を上限 |
適用されない |
取引価格 |
複数のマーケットメイカーにより提示された価格の中で、最も投資家に有利な価格を提供する仕組み
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CFD取扱会社により提示された価格での取引 |
(例)マーケットメイカーによるレート提示
マーケットメイカー |
買呼び値 |
売呼び値 |
スプレッド |
A社 |
10,802 |
10,810 |
8円 |
B社 |
10,800 |
10,805 |
5円 |
スプレッドの差が最も小さい組み合わせが売買価格になる→投資家に有利!
「くりっく株365」提示レート |
買呼び値 |
売呼び値 |
スプレッド |
10802 |
10805 |
3円 |
レート提示におけるリスク
各商品では複数のマーケットメイカーが常時レート提示を行うことになっていますが、一時的にレートを提示するマーケットメイカーが1社だけとなったり、またはレート提示がなくなる可能性もあります。
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金利相当額 |
売り方が受け取る金利相当額と
買い方が支払う金利相当額は同額
(例)
「くりっく株365」提示レート |
受け取り側 |
支払い側 |
2円 |
2円 |
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一般的には投資家が受け取る金利相当額は少なく、投資家が支払う金利相当額は多く設定していることが多い
(例)
店頭CFD取引 |
受け取り側 |
支払い側 |
LIBOR-3% |
LIBOR+3% |
- ※ 受け取り側の場合、3%を引いてマイナス金利になるケースは0%となり、金利の受け取りはなくなる。
- ※ LIBOR=ロンドンでの銀行間取引レートのことです
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※ 「くりっく株365」の金利相当額は、全ての店頭CFD取引と比較し、常に受け取り額が多い、または支払い額が少ないということではありません。
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